このように、地域中核企業は、多くの人が関心を寄せ、地域経済の振興に大きな効果があると考えられるにも関わらず、未だ、十分な検討はされていません。そのため、今年度は、塩次先生の御指導の下に、地域中核企業の理論研究と実態調査を進める予定です。
最近の新規上場企業の業種構成を見ると、卸・小売、外食、情報・通信、サービスという広義のサービス業が圧倒的に多いことから、おそらく、地域中核企業の候補企業も広義のサービス業が大きなウェートを占めることになりそうです。そして、脆弱な地域中小企業と支配的な大企業という従来の概念では捉えられない新しい中小・中堅企業像を提示したいと考えています。 |